とりあえずウミガメのスープを仕込もう。
ESSEに連載されていたものなんだぁ。雑誌とか読まないから後からまとめて出版されるってのはありがたいもんだな。
食べ物に関するエッセイ。匂いや音楽、景色などもそうだけど、食べ物も記憶を呼び起こすものだよね。
食べながら、「あぁ、あんなことがあったな」と思い出す。印象に残るメニューだったわけではなく、普通のご飯であったとしてもそんなことがある。例えば、野外で食べるインスタントラーメン。
え、こんな味だったか!?
と思うほど美味しいもん。で、家で同じように作ってみても代わり映えのしない味。容器が違うのか、などといろいろ変えてみてもやっぱり、野外と室内じゃ雰囲気が違うようだ。
なので、たとえ普通の食事だったとしても、できるだけ嫌な思い出と結びつかないようにしたいものだと思ってしまう。
悲しい気持ちで食べる食事って美味しくないもんね。
★★★☆☆